まちの物語を楽しむホテル

潮待ちホテルについて

まちの物語を 楽しむホテル

日本最古の港町の文化と暮らしに溶け込み、
地域らしさに触れる。
新たな出会いと触れ合い。学びと発見。
静かに流れる時間に身を委ね、
心豊かになれる新しい旅を。

Old Folk House,
Reproduction Hotel

鞆の浦に点在する
古民家
再生ホテル

since2019

櫓屋 -ROYA- 櫓屋 -ROYA-

明治期の伝統建築

櫓屋 -ROYA-

since2022

櫂 -KAI- 櫂 -KAI-

大正期~昭和初期の木造の町家

-KAI-

from2023

オーベルジュ櫻や 別邸試楽亭
オーベルジュ櫻や(左)/ 別邸試楽亭(右)

江戸中期・大正期の町家

オーベルジュ 櫻や / 別邸 試楽亭

鞆のシンボル常夜灯の優しい光

Tomonoura Shiomachi Hotel

鞆の浦 潮待ちホテル

鞆のシンボル常夜灯の優しい光のように、
過去とつながり未来を照らしていきたい。
この土地に残る歴史や文化・暮らし、
日常に深い敬意と感謝の心を持ち、その魅力を伝えながら、
潮待ちホテルプロジェクトは続いていきます。

潮待ちホテル
港町風景 鞆の浦

日本で最も癒される港町とも称される鞆の浦は、古くは万葉集の大伴旅人の歌にも詠まれ、中世・近世には瀬戸内海の中心の潮待ち港・海運の要衝として位置付けられていました。
瀬戸内海は日本経済を支える大動脈であり、鞆を含む沿岸の港町は物流・交流、そして朝鮮・中国からの使節団の寄港地としても利用され繁栄してきたのです。
往時からそのまま残る貴重な町並みが評価され、2017年には国の「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)」に認定され、2018年には、港町としての歴史・文化・暮らしをテーマとしたストーリーが文化庁により「日本遺産」に認定されました。

築100年以上、明治前期から後期に建てられた鞆を代表する商家(元・櫓屋)は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」の中に位置し、往時には和船の漕具造りを生業としていました。
潮待ちの港町に欠かせない生業も時代とともにその役割を終えて静かに幕を下ろした後は、歴史的空間を活かした食事処「潮待ち茶屋 元櫓屋跡」として地域の人々にとっての憩いと交流の場として親しまれ、たくさんの想いや美しい物語を紡いできました。
歴史と文化、物語のつまったこの伝統建築を再生し、100年先も愛されるように。昔も今もそして未来も変わらず、人と文化が交わる港町・鞆の浦であるように。
今回の潮待ちホテルプロジェクトはそういった想いからスタートしました。
ここでしか味わえない体験と時間。静けさの中で時空を超えて過去とつながる感覚。古の時代から残る風景や丁寧な暮らし、音や香りに心癒されます。まるで鞆のまちに溶け込み、居心地の良いもう一つの我が家のように。

地域の本質的な魅力を知る旅の形(オーセンティックジャーニー)の拠点として重視した、伝統の中にある革新性と現代の生活に適応した機能性。
海水に浸され今も耐久性を保つ太い梁、時を超え深みを感じる土壁や柱・建具、重厚かつ伝統的な空間を生かしながら、現代の暮らしに合わせてアップデートしました。
一歩外に踏み出し数十メートル進めば、江戸期の港湾施設(常夜灯じょうやとう・雁木がんぎ・船番所ふなばんしょ・焚場たでば・波止はと)が当時のまま残る「鞆港」が目の前に姿を現し、豊かな自然景観と波穏やかな瀬戸内の風景・長閑な風趣を感じ、鞆の静かな日常と丁寧な暮らしの中に溶け込むことができます。

櫓屋 -ROYA-
別邸試楽亭
オーベルジュ櫻や
櫂 -KAI-

Regenerated Machiya

時を重ね現代に再生される
町家

2019年の潮待ちホテル 櫓屋から時は過ぎ、
第四の潮待ちホテルが誕生しました。
古来の良さを、現代に伝える。
民家再生プロジェクトだからこそできる、
過去と未来の融合。
潮待ちホテルは、歴史深い建造物を肌で感じられる
貴重な機会も提供してまいります。

History of Shiomachi Hotel

  • 明治期の伝統建築

    櫓屋 -ROYA-

  • 大正期~昭和初期の木造の町家

    -KAI-

  • 大正期の町家

    オーベルジュ 櫻や

  • 江戸中期の由緒ある平屋建築

    別邸 試楽亭

櫓屋 -ROYA-

明治期の伝統建築

櫓屋 -ROYA-

鞆の浦 潮待ちホテルの舞台は、明治前期の建築。時代の背景をそのままに。

間口三間半の主屋とその背後に中庭を介して建つ離れとからなる。主屋は二階建、切妻造平入、本瓦葺の標準的規模の町家である。主屋の一階は前半分を広い土間とし、その後方は右側一間半を通り土間とし、左側には部屋二室を一列に並べる。この建物の二階床組は豪快で、桁行方向に三間半を通す太い床梁で支える。桁行方向だけの床梁で二階を支持する手法は、鞆では間口一間半や二間の小型町家でよく見られるものであり、この縦建物ほどの規模の町家では珍しく、新しい試みと評価される。
また、全体に木太く、部材の仕上げもよい。二階正面の外壁は一階より半間後退した位置に設けられており、江戸期の伝統的手法を残す。二階正面の外壁は真壁造とし、中央二間半分を窓として大きく開口し、その左右半間の壁面にも小窓を開く。建築年代は明治後期と推定される。離れは一階建て、切妻造平入、本瓦葺の座敷で、前後に畳敷の部屋二室を並べたものである。建築年代は主屋より古く、明治前期と推定される。

鞆町伝統的建造物群保存地区調査報告書より抜粋

図版概要
櫂 -KAI-

大正期~昭和初期の木造の町家

-KAI- 対潮楼前

対潮楼に面して建つ町家。

対潮楼に面して建つ町家で、建築年代の異なる左右2棟の建物からなる。向かって右側は建ちの高い二階建、切妻造平入、浅瓦葺である。間口は四間に近く、比較的に大型の町家である。大正期から昭和初期の建築と推定される。通り土間が半間と狭く、鞆では珍しく二列に部屋を並べており、建築年代の下降を示す。左側は二階建、切妻造平入、本瓦葺で、右側とは少し振れて建つ。一階と二階の正面外壁を揃える新しい形式を示し、明治後期の建築と推定される。敷地の後方が崖となって奥行が短いため、平面は変則的である。

鞆町伝統的建造物群保存地区調査報告書より抜粋

図版概要
オーベルジュ櫻や

大正期の町家

オーベルジュ 櫻や

建築年代は18世紀後期と推定。

街路側の間口五間の大型の二階建町家で、建物は正面街路に対しては平入となるが、街路から向かって左側面に小庭を設け、そこに玄関を造るので、結果的に妻入となる。正面が小庭となるため、正面は入母屋造、背面は切妻造とする。街路に面する側は本瓦葺とするが、庭側は簡略化して桟瓦葺とする。この建物の位置は、古くは北側(背面側)の住宅が延びていたと考えられるが、大正期に住宅の南半分を取り壊し、そこに当建物を新築し、住宅の北半分(現存)を座敷として接続したものである。その後、住宅と所有者が別となり、再び両者の間に仮設の壁を造って仕切る。平面は鞆の一般的な町家とは全く異なり、通り土間がなく、三列の畳敷の部屋が並ぶ。多少の凹凸はあるが、一階と二階をほぼ同大に造り、二階の建ちは比較的に低い。一階・二階ともに真壁造で、外部木部を紅殻塗とする。後世の改造は少なく、よく当初の形式を保つ。

鞆町伝統的建造物群保存地区調査報告書より抜粋

図版概要
別邸試楽亭

江戸中期の由緒ある平屋建築

別邸 試楽亭

建築年代は18世紀後期と推定。

現状では、街路に面する一階建、切妻造平入、正面下屋付き、本瓦葺の町家であるが、当初は向かって左側へ建物が続き、そこに主屋があったと考えられる。その主屋部は大正期に取り壊されて、現在の住宅が新築されている。現在の当建物は、かつての座敷棟が残ったものと考えらえる。間仕切りの改変が著しいが、復原すると、右端に床・棚を備えた十畳の主座敷があり、その左方に少なくとも十五畳以上の広間が続き、建物の背面側に縁側を設けていた。建築年代は18世紀後期と推定される。軒下に舟肘木も残っており、床・棚を備えた座敷を江戸期に有することから、一般的な町家ではなく、社家などの住居であったと考えられる。

鞆町伝統的建造物群保存地区調査報告書より抜粋

図版概要

Shiomachi Hotel Project

「潮待ちホテルプロジェクト」

設計・空間デザイン、Cafe & Bar運営、
坪庭のデザイン・施工など
鞆の浦縁の潮待ちプロジェクトメンバーを
ご紹介します。

笹岡 周平

設計・空間デザイン、総合プロデュース

笹岡 周平:Web Site

株式会社ワサビ
(設計事務所)

橋本 善次郎

坪庭デザイン・施工

橋本 善次郎:Web Site

LANDSCAPE NIWATAN庭譚

瀬川 翠

ロゴデザイン

瀬川 翠:Web Site

株式会社Studio Tokyo West 代表取締役/建築家
株式会社leuk 取締役/クリエイティブディレクター

カイハラデニム

家具素材提供
(ソファやチェアの張地)

カイハラデニム:Web Site
ALGORHYTHM

家具素材提供

ALGORHYTHM:Web Site
SHINOTEX

建具面材や館内アートのデニム生地提供
(デニム生地製造)

SHINOTEX:Web Site

福山で製造されるデニムの端材をNUNOUSの技術でアップサイクル:NUNOUSとは

Reservation From This Site Is Profitable And Convenient

当サイトからのご予約が
お得で便利

豊富なプランとご予約特典

電話アイコンお電話でのご予約

TEL.084-982-2480

(予約受付時間 9:00~18:00)

BEST RATEアイコンWEBからのご予約

※櫓屋-ROYA-及びオーベルジュ櫻や-SAKURAYA-は毎週水曜日を定休日とさせていただいております。
(但し、祝日の場合は営業し翌平日に振替。年末年始等繁忙期にあたる日は営業させていただく場合がございます。)